Indies 1st album〝現代ストイック(日本青年館盤)〟

・タイトル→『限定ストイック(日本青年館盤)』
・発売日→2003年3月22日
・発売場所→「ピンク色の青春-青年達の主張編-」日本青年館限定発売)
・フォーマット→CD
・レーベル→劇薬レコード
・品番→なし
・アートワーク→だるま画伯
☆特殊ジャケット+ピクチャーレーベル仕様☆
定価3,300円(税込)

トラックリスト
1.六本木ジャジー喫茶
2.やさしさ・キッド
3.黄昏レストラン
4.頭がザクロ
5.Ve-doro
6.ブルージー・ナイト
7.イエロー・ガール〜バイオレットハレンチ(Live version)
8.路地裏哀歌
9.ドラマティック・チルドレン
10.陽の当たらない場所
11.ピンク色の青春
↓裏ジャケット
↓ディスクは引っかけて留める仕様
↓歌詞は蛇腹仕様
↓交付日は発売日になっている
↓ピクチャーレーベル仕様
↓雑誌の告知ページ
☆解説☆
メリー初のフルアルバム〝限定ストイック〟の先行発売特別盤として、初のホールライブが行われた日本青年館の会場限定で発売された特殊ジャケットバージョン。
 業者も嫌がる程の特殊ジャケット案を出したのはガラ。当日に完売した。

 クアトロライブのアンコール前に楽屋で
〝次はどこでライブしたい?〟と聞いたら
健一が〝日本青年館でしたい〟
と答えた為、そのまま箱を抑えてない状態にもかかわらず、告知をした。

一般流通盤との違いは
①特殊立体紙ジャケット
②ピクチャーレーベル仕様
③収録曲順が違う
④『アタリ』、『ハズレ』が無い
⑤イエローガールの後に〝バイオレットハレンチ(live ver.)〟が収録されている。
⑥六本木ジャジー喫茶の最後に拍手音が入っている。
の6点
 プレス数は告知されていないが、日本青年館のキャパが1000人程なので、1000枚くらいか?
(当日1人一枚などの購入制限があったかどうかは不明)
曲順が違うのは清春のアイデア。
 このジャケットを作るにあたり、業者に出向いて、自ら紙を折って展開図まで作って説明した。それでもミスがあり作り直した。とにかく青年館を一杯にしたかったし、そこでしか買えない物を作りたいなど特別なものにしたかった。結果、完売はしたが大赤字だったらしい。

また、発売された2003年3月22日の日本青年館にて、〝現代ストイック〟の一般流通盤が清春設立のレーベル〝FULLFACE〟より発売される事が告知された。

〝現代ストイック〟という名前の由来は
ずっと〝ストイック=禁欲、無関心〟っていう、欲を出さないっていう言葉を使いたくて、何かの単語と組み合わせようと皆で考えて〝現代〟がでてきた。
いつの時代にも流行りには無関心で、いつでもメリーがメリーであって、メリーっぽい事ができたら良いなという意味が込められている。


1.六本木ジャジー喫茶
(作曲:結生、郷三)
クレジットにある郷三とは結生の父親の名前。子供の頃、父がジャズが好きで良く部屋で流れており、その影響もうけて出来たインスト曲。
青年館盤のみ、最後に拍手音が入っている。
(後にリリースされるリマスター盤にもこちらのテイクが採用されている。)

2.やさしさ・キッド
(やさしさメッセージ to 猫背がら/産曲 to 結生)
結生曰く〝バカっぽくて、カッコよくて、気持ちが良いってのを一緒に出せる曲〟を作りたくて出来た曲。
この曲にはコーラスがあるが〝ネロ〟と〝健一〟のコーラスは後で消されたらしい。
ガラは困った時に歌詞の中に人の名前を出す事が多いが、ここではKANが出てくる。
この曲はガラからの〝頑張れよ!〟っていうメッセージソング。

↓KAN〝愛は勝つ〟
♪必ず最後に愛は勝つ〜〜♪のメロディはあまりにも有名。
〝一発屋〟のキング、KANが1990年9月1日にリリースしたシングル。オリコンでは8週連続1位の累計売上201.2万枚。
3.黄昏レストラン
(泣きの歌詞:ガラ/曲:結生(17才))
2nd single〝個性派ブレンド〜黄昏篇〜〟収録曲。
この当時インタビュー結生は〝今までのメリーの曲で一番好き〟と答えていた。
歌詞にはいろんな女性が登場し、登場人物によって歌い方を変えている。
この頃、ガラはラップが好きだったこともあり、〝マスター〟とコーヒー煎れてくれ〝ますか?〟と韻を踏んでいる。


4.頭がザクロ
(菓子:ガラ/産曲:健一(花粉症))
今までに無かった曲でジャンルは〝健一〟(結生談)
メロをつけるのが得意なガラもこの曲は簡単にはいかなかった。よく車で走りながらメロ付けしたらしい。
作曲した健一は
〝俺の曲にメロと歌詞をつけられるのはガラだけだ!〟と言っていた。
歌詞は〝大人しい人ほどキレると怖い〟という内容で、〝発狂する寸前まで〟を書いている。
曲の最後にはガラによる通称〝清春さんシャウト〟が入っている。
ライブではガラがギターを持っていた事がある(弾いてはいない)

5.Ve-doro(ビードロ)
(作詞:ガラ弟/曲:結生君)
2nd single〝個性派ブレンド〜黄昏篇〜〟収録曲。
歌詞に〝ストイシズムじゃありません〟という部分があり、アルバムタイトル〝現代ストイック〟とリンクさせようと思った曲。
意外に支持する人も多く、ある意味メリーのウラの代表曲(ガラ)。
歌詞の〝バーチャルリップスッキリボーイ〟はエロ本に載っていたキャッチフレーズ。
最初は〝ビロード〟というタイトルだったが、調べたら繊維系の名前だったので、それは違うなって思いわ〝ビードロ〟に変えた。
ガラ的には造語のつもりだったが、ムックの逹瑯に『ビードロってガラスの笛みたいなやつじゃん!』と指摘された。
↓ビードロ

6.ブルージー・ナイト
(悲話歌詞:がら子/産曲/結生(16才))
当時ガラは、歌詞やメロに力を入れた為一番好きと答えていた。
ベースはアルバムいち難しいらしい。
歌詞には今までのメリーの曲名がたくさんでてくる
歌詞の中の〝TVは捨てて赤いソファーを買った〟〝貼ってあるプリクラ〟のは実話。


7.イエロー・ガール
(作詞:ガラ江/作曲:健一)
3rd single〝個性派ブレンド~純情・情熱編~〟収録曲。
ガラの母親の本名が○○江らしく、そこからとっている。
〝日本青年館盤〟限定のボーナストラックとして、この曲の続きに〝バイオレットハレンチ(Live ver.)〟が収録されている。

8.路地裏哀歌(エレジー)
(哀愁歌詞:蛹ガラ/産曲:メリー一同)
イントロのギターのフレーズはガラが持ってきた。健一が加入前に出来た曲で、メリー史上初の音源〝無料配布MD〟にも収録されていた。健一が最初に聞いたメリーの曲はこの曲で、健一にとってはメリーの代表曲らしい。
まだメリーが始まる前に出来た曲なので〝蛹(さなぎ)ガラ=メリーになりきれていない〟。
歌詞に〝ラジオから流れてくるのは美空ひばりで〟とあるが、これは美空ひばりの息子が出ているTV番組〝マネーの虎〟を見ていて歌詞が浮かんだ。

9.ドラマティック・チルドレン
(菓子:ガラ/産曲:健一(オヤジ似))
ヘドバンしたいお客さん向けの曲。
メリーの方向性に逆らった曲を作ったとの事。
ガラが初めてこの曲を聞いた時に〝体内にいるような〟イメージが出てき、日本青年館の演出で、スライムを使う案がでてきた。
 健一が、脱退時のインタビューで、思い出深い曲でこの曲をあげている。

☆脱退時のインタビュー☆
健一さんが作曲をしたメリーの楽曲で、特に思い出深い曲は?
健一:自分は割と感覚で曲を作っちゃう人なんですけど、最も感覚のみで作った曲が1曲あって。それが「ドラマティック・チルドレン」(2003年3月リリースのアルバム『現代ストイック』収録)です。本当にもう感覚のみで作ってしまっていて、コード進行もよくわからない感じだし、曲として決して良いとは言えないと思うんですけど、そこに付き合ってくれたメンバーにありがとうと言いたいです。
――歌も大変だったのでしょうか?
健一:そのとき、確かガラに「楽器みたいな声」という注文をしたら、やってくれたんですよ。よくやってくれたなと思いましたね。


10.陽の当たらない場所
(作詞:ガラ/作曲:結生)
3rd single〝個性派ブレンド~純情・情熱編~〟収録曲。
メリー初のメジャーコード曲。

11.ピンク色の青春
(著者:がら/産曲:結生)
昔からライブでやっていた曲であり、この日本青年館盤が発売されたライブのタイトルも同じ〝ピンク色の青春〟であった。
↓2020年6月18日に配信されたメリーチャンネルにて、2003.04.03〝Waive vs メリー〟@熊谷HEAVEN'S ROCKの映像が一部公開された。
SET LIST
S.E.六本木ジャジー喫茶
1.バイオレットハレンチ
2.頭がザクロ
3.やさしさキッド
4.黄昏レストラン
5.路地裏哀歌
6.イエローガール
7.陽の当たらない場所
〜習字
8.ビニ本二丁目八千代館
9.スカル
10.愛国行進曲

↓習字
↓ネロのMC
〝男は野獣になれ!女は女を捨てろ!〟

NO MERRY,NO LIFE〜羊たちの野望〜

メリー〝UN-OFFICIAL〟DISCOGRAPHY SITE。

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